2017年10月2日 Posted by 編集部
トヨタの高級SUVといえばハリアーです。2013年から販売が開始された現行モデルは3代目に当たります。高級セダンのような乗り心地とクロスオーバーSUVとしての性能を備えたハリアーは3代目になって内装や装備がさらに充実し、トヨタ車のなかでもかなりの人気を誇っています。ここでは3代目ハリアーのおすすめ人気グレードを紹介します。
▼関連するガイド▼
2017年現在、トヨタ・ハリアーにはPREMIUM “Advanced Package”、PREMIUM、ELEGANCE、GRANDの4つのグレードに加え、G’sグレードあります。G’sを除く4つのグレードにはそれぞれガソリン車とハイブリッド車がありますので、全部で9種類のラインナップがあるということになります。さらに、ハリアーでは2WDと4WDを選ぶことができますので、これらの選択を加えるとさらにグレードは細かく分けることができます。ちなみに、特別グレードのG’sはトヨタが開発しているコンプリートカーブランドです。素直な加速性能やブレーキ性能、ステアリング性能などが特徴で、ファミリーカーでは感じることのできない運転の楽しさを味わうことができるモデルです。価格自体はそこまで変わらないため、運転好きの人にはおすすめのグレードといえるでしょう。
特別グレードであるG’sを除くと、実はハリアーの4つのグレードにはそれほど大差がありません。車体の大きさも同じですし、正面から見たデザインなども変わりません。唯一外観で大きな相違点があるとすれば、それはホイールの違いです。プレミアム以上のグレードでは18インチアルミで、プレミアムより下のグレードでは17インチアルミを履いています。数字上は1インチしか変わりませんが、タイヤとホイールの大きさが違うと車の外観には大きな影響を与えます。やはり大きい方が見た目にモダンな印象がありますし、SUVという感じがより伝わってきます。ホイールのデザインも当然変わり、この部分は好みの差も大きいですが、18インチアルミの方がデザイン的にも多くの人に評価されています。
グレードによって外観がそれほど変わらないハリアーですが、大きく変化するのはインテリアや性能・装備の部分です。まず、インテリアに関してはプレミアム以上ではステアリングに木目調と革が使われており、シフトパネルなどの運転席周りについてもエボニーストライプという高級感漂うデザインになっています。一方、プレミアムよりも下のグレードではステアリングは革のみで、運転席周りもウッド&メタルでデザインされています。また、最上位モデルのPREMIUM “Advanced Package”にのみ衝突被害軽減ブレーキが備わっています。装備に関していえば、道路上の白線をカメラで認識して警告をしてくれるレーンディパーチャーアラートがプレミアム以上に標準装備です。このように、予防安全装備の面ではグレードによって大きな差があるといえそうです。このほか、最適なトルク配分を選んで走行してくれるダイナミックトルクコントロールなども4WDには備わっています。
すでに見たように、ハリアーはグレードによって差がほとんどありません。このため、3代目ハリアーを購入する人の多くは安い価格帯の低グレードを選択する人が多いようです。現時点でもっとも売れているグレードはガソリン車のエレガンスです。このグレードが人気の理由は、やはり価格が大きいでしょう。もっともスタンダードなモデルですし、ハリアーの良さは最低限すべて享受することができるグレードです。安全装備の面では若干不満が残るものの、性能に関しては十分といえるでしょう。ハイブリッドよりもガソリン車の方が人気が高い理由も価格の面が大きく、いくら燃費がいいとはいえその価格差を燃費で取り戻すのは難しいと考えられるためです。ただし、人気グレードがすべての人に合うというわけではありません。おすすめと売れているグレードは違います。何を重視して、何を基準に選ぶのか?によっておすすめはかなり変わってきますので、グレードごとの違いをよく把握して慎重に検討しましょう。
トヨタ・ハリアーの人気グレードはガソリン車のエレガンスという結果になりました。足回りは若干チープに映りますが、それでも価格差を考えればプレミアムよりもエレガンスを選ぶという人が多いようです。しかし、もし足回りを気にするという場合には、プレミアムでもいいでしょう。価格差も30万円ほどしかないため、資金的に余裕があればプレミアムを選択するのもひとつの手です。ここで紹介した人気グレードを参考に、自分にぴったりのハリアーを見つけてくださいね。