2020年2月5日 Posted by 編集部
2020年2月現在、ヴォクシーには特別仕様車を合わせて合計5つのグレードが用意されています。2019年はミニバンの中で3番目に新車が売れた大人気のミニバンのヴォクシーですが、どのグレードを買えばよいかお悩みの方もいるかと思います。
この記事では、各グレードの違いをご説明していきます。また、好みのグレードを選ぶのが一番ですが、迷っている方にはオススメのグレードもお伝えしておりますので、ご参考にされてください。
<追記>2020年4月に、VとXが廃止されました。
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ヴォクシーには5つのグレードがあります。X、V、ZS、ZS”GR SPORT”、ZS”煌Ⅱ”です。
まずノーマルボディのベースグレードのX。VとZSはどちらもXの上位グレードにあたり、それぞれノーマルボディとエアロボディになります。さらに、ZSベースの特別仕様車のZS”GR SPORT”とZS”煌Ⅱ”が用意されています。
また、ZS”GR SPORT”以外は、ハイブリッド車とガソリン車の両方が用意されています。
ボディタイプ | グレード |
ノーマルボディ | X V |
エアロボディ | ZS |
エアロボディ 特別仕様車 |
ZS”GR SPORT” ZS”煌Ⅱ” |
では、次から各グレードの違いについて見ていきます。この記事では取り上げていませんが、実はグレードによって選択出来る外装色・内装色が違ってきています。気になる方は下記の記事をご覧ください。
Xはノーマルボディのベースグレードです。なんと言っても一番の売りは、その車両本体価格です。ガソリン車、2WD、7人乗りで上位グレードのVと比較すると236,000円価格が安くなっています。ヴォクシーに安価に乗りたいという方には、オススメのグレードです。
ヴォクシーでは、全車共通で下記の装備品が標準装備されています。
<全車共通装備>
衝突回避支援パッケージのToyota Safety Senseが全車標準装備されているのは嬉しいですね。衝突回避を支援してくれるプリクラッシュセーフティなどが設定されています。
助手席側は、パワースライドドアが標準で設定されているので、開け閉めも楽ちんです。また、充電用のUSB端子2個も標準搭載されていますので、車内で携帯電話の充電がなくなった時も安心です。
特別仕様車以外のガソリン車は、どのグレードも7人乗り/8人乗り、2WD/4WDを選択することが出来ます。このように、ヴォクシーは、ベースグレードのXであっても装備品が充実しています。
続いて、ガソリン車のXの特徴を見ておきましょう。
<ガソリン車のXの装備>
標準でキーレスキーですが、メーカーオプションでスマートキーにすることが出来ます。その他にメーカーオプションで、インテリジェントクリアランスソナーや運転席側パワースライドドア、リヤオートエアコンなどをつけることが出来ます。また、全グレードで唯一スチールホイールなのも特徴です。
しかし、他のグレードとは違い、Xにはツインムーンルーフをつけることが出来ません。ツインムーンルーフが欲しい方は、上位グレードを選択する方が良いでしょう。
VはXと同じくノーマルボディの上位グレードです。ZSもXの上位グレードに当たりますが、ZSとVを比較すると少しVの方が装備品が充実しています。最大限装備品にこだわりたい方にはVがオススメ出来ます。
下記が、ガソリン車Vの代表的な装備品です。
<ガソリン車Vの代表的な装備品>
インテリジェントクリアランスソナー、1列目の快適温熱シートや、消臭機能付きシート、ナノイー、6スピーカーなどが標準装備され、Xと比べると全体的にグレードアップしています。同じ15インチながらもXのスチールホイールから、アルミホイールにも変更になっています。
また、メーカーオプションで、運転席側パワースライドドアやツインムールルーフ、メーカーオプションナビセットを設定出来ます。8人乗りの4WDだけはメーカーオプションでもツインムーンルーフを設定することが出来ませんので、ご注意が必要です。
引用元:https://toyota.jp/voxy/
ZSは、Xの上位グレードで、エアロモデルです。外観のカッコよさが目立ちます。ビジュアルにこだわりたい方にオススメのグレードです。
ZSの代表的な装備品が下記になります。
<ガソリン車ZSの代表的な装備>
X、Vが15インチでしたが、ZSのアルミホイールは16インチにサイズアップしています。Vとほぼ同じ装備品が設定されていますが、4スピーカーで、ナノイーなどが設定されていない点がVとの違いになります。
Vと同じく、メーカーオプションで、運転席側パワースライドドアやツインムールルーフ、メーカーオプションナビセットを設定出来ます。
引用元:https://toyota.jp/voxy/
ハイブリッド車はガソリン車に比べると上位グレードとの価格差が大きくありません。それは標準で装備が充実しているからかと思います。ハイブリッド車のXは、スマートキー標準で、スチールホイールから15インチアルミホイールに変更になっています。
またハイブリッド車共通で充電用USB端子は4個が標準になっており、Xはメーカーオプションで、インパネ一体型センターコンソールボックス+アクセサリーコンセント2個を設定することが出来ます。
ガソリン車が7人乗り/8人乗り、2WD/4WDを選択出来るのに対して、ハイブリッド車は7人乗り、2WDで固定になります。これは他のグレードでも同様です。
<ハイブリッド車Xの装備品>
引用元:https://toyota.jp/voxy/
ハイブリッドVは、Xと同様に、メーカーオプションでインパネ一体型センターコンソールボックス+アクセサリーコンセント2個を設定出来るのが特徴です。残念ながら、ガソリン車で設定出来たツインムーンルーフや、メーカーオプションナビセットは設定出来ません。
また、唯一リヤオートエアコンが標準装備されているグレードになります。その他のグレードは、寒冷地仕様とセットオプションになっています。
引用元:https://toyota.jp/voxy/
ハイブリッドZSは、ガソリン車ZSと同じ16インチアルミホイールでありながら、デザインが変更されています。また、ハイブリッドVと同じように、ツインムーンルーフや、メーカーオプションナビセットは設定出来ません。
少し意外かもしれませんが、ハイブリッドのXとVでメーカーオプションだった、一体型コンソールボックスとアクセサリーコンセントはハイブリッドZSでは選択出来なくなっています。下位グレードのハイブリッドXで設定が出来るので、少し不思議な感じがします。
引用元:https://toyota.jp/voxy/
ZS “GR SPORT”はZSベースの特別仕様車です。TOYOTA GAZOO Racingの手がけるスポーツカーブランドのGRでカスタムされた車です。外装、内装共に、専用のチューンが多数施されています。
ガソリン車のみが用意され、ガソリン車のZSは7人乗り/8人乗り、2WD/4WDが選択出来ましたが、ZS “GR SPORT”は7人乗り、2WDで固定になっています。基本的にはガソリン車のZSと同じスペックですが、メーカーオプションで、ツインムーンルーフと、メーカーオプションナビセットが設定出来なくなっています。
引用元:https://toyota.jp/voxy/
こちらもZSベースの特別仕様車です。外装、内装共に、加飾され、一層カッコよさが増しています。装備面では
<ガソリン車ZS”煌Ⅱ”の装備品>
が、標準装備として設定され、パワーアップしています。
ガソリン車のZSで設定出来た、ツインムーンルーフと、メーカーオプションナビセットは設定出来なくなっています。
7人乗り、2WDでZSとの価格差は税抜87,000円になっています。大きな変更点の両側パワースライドドアが、ZSでは税別57,000円で設定出来ます。特別仕様の加飾と残りの装備品で、差し引き30000円をどう見るかがZSにするかZS”煌Ⅱ”にするかの判断材料になりそうです。
引用元:https://toyota.jp/voxy/
ZS” GR SPORT”はガソリン車のみの設定でしたが、ZS”煌Ⅱ”はハイブリッド車の設定もあります。違いは、ガソリン車のZSとハイブリッド車のZSの違いと基本的に同じなので、割愛します。
ここまで各グレードの違いを見てきましたが、ここでは各グレードの車両本体価格をまとめておきます。グレードを選択する際の参考にしてください。
グレード | 乗車定員 | 駆動方式 | 車両本体価格(税抜) |
ハイブリッドZS | 7人乗り | 2WD | 3,043,000円 |
ハイブリッドV | 7人乗り | 2WD | 2,926,000円 |
ハイブリッドX | 7人乗り | 2WD | 2,781,000円 |
ハイブリッドZS”煌Ⅱ” | 7人乗り | 2WD | 3,130,000円 |
ZS | 7人乗り | 2WD | 2,586,000円 |
4WD | 2,766,000円 | ||
8人乗り | 2WD | 2,558,000円 | |
4WD | 2,738,000円 | ||
V | 7人乗り | 2WD | 2,596,000円 |
4WD | 2,786,000円 | ||
8人乗り | 2WD | 2,568,000円 | |
4WD | 2,758,000円 | ||
X | 7人乗り | 2WD | 2,352,000円 |
4WD | 2,542,000円 | ||
8人乗り | 2WD | 2,324,000円 | |
4WD | 2,514,000円 | ||
ZS”煌Ⅱ” | 7人乗り | 2WD | 2,673,000円 |
4WD | 2,853,000円 | ||
8人乗り | 2WD | 2,645,000円 | |
4WD | 2,825,000円 | ||
ZS”GR SPORT” | 7人乗り | 2WD | 3,006,000円 |
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最後にどのグレードがオススメなのかを見ていきます。結論としては、ガソリン車のZS”煌Ⅱ”がオススメです。
ヴォクシーといえば、カッコいいミニバンとして人気です。そのヴォクシーを購入するのであれば、良さをより引き出すエアロモデルがオススメです。
実際に、エアロモデルの方が、ノーマルモデルよりも人気で、中古車市場に流通している台数もエアロモデルの方が多いです。
また、ガソリン車のVとZSの車両本体価格はVの方が高いですが、ZSの方が高値で取引されている場合が多いです。売却時のことも考えてもエアロモデルがオススメです。
また、ZSとZS”煌Ⅱ”の比較ですが、上でも書いたように、大きな違いは加飾と運転席側のパワースライドドアです。
パワースライドドアは小さいお子様でも楽に開けることが出来るので人気の装備品です。加えて、売却時にプラス査定になることが多いので、ZSにした場合にもオプションで設定をしておくのがオススメです。
ツインムーンルーフ、メーカーオプションナビセットが不要な方は、多少車両本体価格は上がるものの、加飾なども考えて、ZS”煌Ⅱ”に選択しておくとよいのではないでしょうか。
ZS、ZS”煌Ⅱ”ともに、ハイブリッド車とガソリン車が用意されていますが、経済的な観点ですと、ガソリン車に軍配が上がります。
詳しくは「ヴォクシーの燃費は?ハイブリッド車とガソリン車はどちらがお得?」という記事にまとめていますので、気になる方はご覧ください。
ここまでを総合すると、やはりオススメはガソリン車のZS”煌Ⅱ”となります。グレードにお悩みの方はご参考にしてみてください。
とは言え、ノーマルボディの外観が好きという方もいらっしゃいますし、とにかく乗り出しを安くしたいという方もいるかと思います。1人1人こだわりポイントがあるかと思いますので、それを最優先して頂くのが一番です。
この記事では、ヴォクシーのグレードの違いについてご紹介しました。
何を重視したいかによって、オススメのグレードが変わりますので、ご参考にして頂ければ幸いです。もし迷われている方は、ガソリン車のZS”煌Ⅱ”にしておくのが、良さそうです。
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