2018年8月20日 Posted by 編集部
エンドユーザーが安く買い叩かれている現状を見逃せない!!
ENGは、中古自動車をマレーシアを中心とした海外へ輸出をしています。お陰様で創業以来、右肩上がりに業績を伸ばし、2018年は7000台以上を輸出し、売上は267億円となっています。
現在はエンドユーザーのお客様からの買取にも力をいれていますが、元々ENGは、中古自動車オークションとトヨタのディーラー、非メーカー系ディーラーから自動車を購入するだけで、海外のお客様が必要とする台数を十分供給出来ていました。
にも関わらず、3年前に国内エンドユーザーのお客様から直接車の買取を始めました。その時の思いを代表から聞きました。
「この車、出品店は一体いくらでエンドユーザーから買ってきているんだ」
中古自動車オークションで激安で車を買えた時に、弊社の代表がよく口にする言葉です。
中古自動車オークションは、車を欲しい業者が応札し合い、最高値をつけた業者が車を落札出来る仕組みになっています。そのため車の出品店は、落札金額はコントロール出来ませんが、「売り切り」というサインをつけるかどうかで、売る売らないの判断を下すことが出来ます。
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セリ開始後、希望金額に達しなかった場合、出品店は「売り切り」をつけず、セリを流します。逆に、この金額以上であれば売ってもよいと考えている金額で「売り切り」をつけます。売り切り金額で落札となる場合もあれば、その後、100万円以上高い値段で落札されることもあります。最終的にどれだけの金額をつけるかは、応札者次第となります。
売り切り金額で落札される可能性もあるので、出品店は基本的には、利益を出せる値段を「売り切り」金額に設定することが多いです。
話を戻しますが、ENGがオークションで車を激安で買えた場合も、よほど出品店が勝負師ではない限りは利益ラインで売り切りをつけているのがほとんどのはずです。つまり出品店は、激安の落札金額から出品店の希望利益、手数料を差し引いた、更に安い金額でエンドユーザーから車を買い取っているということになります。
まさに安く買い叩いているという表現がぴったりです。
「この車、出品店は一体いくらでエンドユーザーから買ってきているんだ」という言葉は、こういった背景を理解しているからこそ出てきた言葉です。激安で落札する度に、「エンドユーザーが直接うちに売ってくれていたら、もっと高く買ったのになぁ」と代表はつぶやいています。
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このように、最終的には我々が購入して海外に輸出している車を、国内の買取店や輸出車両に特化して買取をしている会社が、自分達の欲しい利益をとって、エンドユーザーから安く買い叩いている現状を何度も目の当たりにし、非常に心苦しい思いをしてきました。
そこで、これまで通りの仕入れ方法で海外のお客様からの要望に応えられる台数の供給は出来ておりましたが、こういった状況を見過ごせず、買取店がとっていた中間マージンをエンドユーザーのお客様に還元すべく買取事業を始めました。
お陰様で、最近では非常に多くのお問い合わせを頂き、直接買取をさせて頂くお客様も増えてきました。お客様に貢献出来ている証拠ですので、嬉しく思います。
今後もENGはエンドユーザーのお客様からの買取に力をいれて参りますので、引き続きよろしくお願い致します。お問い合わせお待しております。
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