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【レポート】買取後の中古車って輸出までにどう仕上げられてるの?

  2018年9月13日 Posted by 編集部

先日、新入社員を中心に、弊社の「ヤード」まで研修に行ってきました。

クルマが集められて保管されている場所のことを「ヤード」と呼びます。ENG もヤードを持っていて、買い取らせていただいた中古車たちはそこにまとめて保管しています。今日は、「ENGに売った中古車ってその後、どこでなにされて、どこへ行くの?」という疑問を、新入社員研修の様子と合わせてレポート形式でお伝えします!

 

全国から中古車がヤードへ集められます

オークションで購入した中古車や、お客様から買い取らせていただいたクルマたちがヤードに集められます。

アルファードとかヴェルファイアなどのトヨタのミニバンが多く、写真には写っていませんが、そのほかに輸入車も多く並んでいました。

 

車輛の写真を撮って輸出先へ送ります

ヤードへ運ばれたクルマは、まず、クルマの状態がわかる写真をいくつか撮られます。外観、室内、内装、設備などなど。ENGでは買い取ったクルマをマレーシアなどへ輸出していますが、輸出先によっては30枚もの写真が必要になることもあるそうです。

お会いして実際にクルマを見てもらえるほどの距離ではないため、お互いにすれ違いや勘違いなどが起こらないように、慎重に情報をやり取りしなくてはなりません。そのためにも、様々な角度から隅々まで、写真を取る必要があります。

 

お掃除&カスタマイズ!

つぎは、クルマをきれいに掃除する作業です。いちばん手間や時間がかかるのが室内の「ニオイ取り」。クルマそのもののにおいのほかにも、たばこのにおいや生き物のにおいなど、すべてのにおいを取り除きます。

たばこのにおいは、窓やシート、天井などの表面に付着するため、しっかりとふき取ることが大事なのだそう。生き物のうんちやおしっこはシートに染み込んでしまうため、においを取るのがとても難しく、場合によってはシートを外して丸洗いしたり、破棄になってしまったりもするようです。ワンちゃんとのドライブは、きっちりワンちゃん用シートを敷き詰めたほうがいいですね!

ケルヒャーでガーッとやったり、におい取りスチームを行ったり。軽い汚れの場合では1台30分ほど、もっとひどいと2~3日かかることもあるそう

 

ほかにも、クルマによってはタイヤのアルミ交換をしたり、エアロを取り付けたりしてかっこよくします。

アルミ交換です。

 

この箱は……?

 

モデリスタです。

 

取り付けが完了しました。

 

後ろにも取り付け。いい感じです。

 

 

こちらのクルマは、引き取り時からサイドにのみエアロが取り付けられていたので、後ろにも追加で付けました。バランスをみてカスタムしてから輸出することもあります

 

へこみや塗装、小さな欠けなどは、近くの鈑金屋さんで直してもらいます。鈑金屋さんやヤードのスタッフの方々は、クルマの状態を見ただけで「どこが修理済みか」「どんな事故に遭ったのか」が、わかるのだそう。探偵みたいです。

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出荷

綺麗に生まれ変わり、行き先が決まったクルマたちは、このヤードを旅立つ日を待ちます。キャリアカーがやってきて、クルマたちは横浜へ向かい、船に乗って、つぎの持ち主のところへ出発です。

新しい持ち主さんにも、きっと可愛がってもらえることでしょう。行ってらっしゃい、頑張って!

 

このようにして、ENGのヤードでは、たくさんの愛されてきたクルマが、また愛されるクルマに仕立てなおされます。そして、何台もの日本のクルマたちが海外へ渡り、また新しい持ち主に必要とされ、大事に愛されていくのですねー。

乗っていたクルマを手放さなければいけなかったとき、とても悲しくてさみしい気持ちになっていましたが、新しい土地でもうひとつの人生(クルマ生)を与えられていたのだと思うと安心しました。 よかったねえ!

 

おまけ:研修の様子

先輩社員から説明を受ける新入社員たち。

 

ヤードのすぐ近くに、事務所もあります。事務所で研修を受けているところ。

 

事務所には、ヘッドレストやナビなどのグッズが保管されています。行き先の決まったクルマが港を出て、現地へ到着するころに合わせて、グッズは空輸されます。

 

ENGでは、お客様から買い取らせていただいたクルマを丁寧に仕上げて、信頼できる海外の中古車屋さんに輸出しています。大事な愛車とのお別れの際には、ぜひENGでの買取も検討してみてくださいね。

 

 

 

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