2020年12月18日 Posted by 編集部
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この記事では、2020年12月現在の中古車オークションの状況と、海外の動向をお伝えします。年内でリスクを回避して売却をご検討されている方はお早めにお問合せください。
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年内のマレーシアへの輸出が、11月末でストップし、競合の輸出業者はほぼ仕入れをストップしました。
関連記事:【追記あり】もうそろそろ年内のマレーシア輸出ストップ
オークションではプレイヤーが減ったことで、応札が弱くなっており、相場が下落し始めています。関税の影響で登録月が中旬~後半の車両については、買い手がつかなくなってきており、状態や装備毎の値段の差も広がりつつあります。
一部の国内の小売業者が、輸出が止まる前のデータを見て、仕入れをしており、幸運とも言える価格で落札されている車両も時々見受けられますが、いつまで続くかどうか。
年内のオークションも残りの開催が少なくなってきましたが、まずは年内、この不安定な相場の中で、大暴落しなければというところかと思います。
年明けの輸出再開に向けて、一部の海外のお客様は在庫車の仕入れを行っていますが、3つの理由で、例年より今年はお客様もかなり慎重です。
1つ目の理由は、株・為替の変動です。
年末年始、東京証券取引所がストップします。日本の長期休みに証券取引所が止まっている時期を狙って、海外の投資家やヘッジファンドが円高に振れるように仕込んでくることが多いです。2年前にマイナーチェンジ後のアルファード・ヴェルファイアの相場が暴落した時の初動は、株・為替の変動によるものでした。
このことは、海外のお客様も頭にあり、今年は先の読みづらいコロナの影響が、株・為替にも影響してきますので、特に慎重になっています。
2つ目の理由は、マレーシア国内のコロナウイルスの影響です。
現在でも、条件付き活動制限令が発表されている地域があり、12月20日までの予定ですが、今後どうなるかまだわかっていない状況です。
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3つ目の理由は、年明けのマレーシアの輸入再開が不透明なことです。
毎年政府より、その年に利用出来る輸入許可証が発行されていますが、今年はロックダウンの影響があり、今年の分の輸入許可証を使いきれていない輸入業者が少なくありません。
そこで、PEKEMA(マレー人車両輸入業協会)が、MITI(国際貿易産業省)に対して、2020年の輸入許可証の利用期限を、2021年6月まで延長をしてもらえるよう要求しましたが、残念ながら却下されています。
その内容がMITIから発行された次のドキュメントに書いてあります。
2021年分の輸入許可証の明確な発行の時期についてアナウンスがされておらず、輸入再開が1月末や2月になる可能性もあるのではと懸念しています。
こういった理由で、年明けの状況が読めないので、海外のお客様は強気に仕込みが出来ず、慎重にならざるを得ないという状況です。
年明けからR2登録の車両の輸出がはじまっていきますが、現時点で仕入れをしているお客様が主にターゲットにしているのが、R2年1月上旬登録の車両です。
年明けからすぐに輸出が再開したとしても、1ヶ月半~2ヶ月ほど輸出が出来ないR2年1月末や2月登録の車両については、現段階で仕入れをしてリスクを取りたくないという感じで、特に慎重です。
今年は先の読めない年末年始となっておりますが、ENGでも、現在仕入れをしている海外のお客様に向けて、輸出在庫の用意を進めているところです。
今の相場でリスク回避をしてお手放しを、とお考えのお客様はお早めにご連絡頂ければと思います。皆様からのお問合せお待ちしております。
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